神明神社
牛沼の神明神社は、江戸末期に所沢神明社より分社されたそうです。所沢神明社ブログlink
所沢神明社は伊勢神宮内宮を総本社とする神社で、天照大神を祭神としています。ここも同じだと思います。
屋根の造りは神明作りです。あきらかに神明社と分かります。
かなり緑の多い境内でした。牛沼市民の森となっています。
お社左右には、他に天王社、稲荷社、愛宕社が祀られていました。
奉納の記念碑が並べてあります。
ここに至る道路は狭いです。かなりの数の車とすれ違うおりに注意しながら向かいました。
神社の南側しか入口は、ありません。
神社の西側も開発が進められていました。おそらく何件かの建売住宅が建設されるのでしょう。
神明神社 埼玉県所沢市牛沼410 地図link
薬師堂
神明神社の境内東側に、御堂がありましたので向かうこといたしました。
グルマップには銅製薬師如来立像となっていましたが、扁額には薬師堂となっています。
御堂には薬師如来像立像が祀られています。
所沢市のホームページには、違う形の御尊像が掲載されていました。所沢市ホームページ 銅造薬師如来立像link
その説明には高さは35.4㎝とあります。
ホームページには
「背面の銘文から、元徳4年(1332年)2月に越阪部家吉という人物が、大工重吉に造らせたことがわかります。また、同家に伝わる家系図には、家吉の子の家次の代に土中に埋められたと伝え、さらに、本像が安置されていた薬師堂の棟札には、元禄15年(1702年)に土中から掘り出されたと見えることから、造立以来、代々所有者の家に守り伝えられてきた像と思われます。飾り気のない素朴な面貌と、簡素な着衣の衣文表現など、親しみやすさのある像容は、14世紀から15世紀頃に地方で作られた小金銅仏の趣きを感じる像です。」
とあります。
おそらく盗難防止のために新しい金ぴかの像だけを祀っているのでしょう。
薬師堂には僧侶の墓石がありました。延享2年(1745)に亡くなられています。
「誉」の文字が使用されていますので、廃寺となった浄土宗厳浄寺の僧侶と思います。