鍾馗と地獄太夫
最初は作者不明、異なる題名で、この掛軸が売られていました。
ネットで調べると河鍋暁斎の「鍾馗(しょうき)と地獄太夫(じごくたゆう)」の画像が出てきました。国際日本文化研究センターlink
河鍋暁斎のパロディ的要素のある作品が元になっていました。この図も同じ題名だったのかも知れません。
しかし、きれいな女性です。
地獄太夫が鍾馗の耳垢を取っています。
鬼より強い鍾馗も地獄太夫にあっては、かたなしです
地獄太夫とは、室町時代の遊女です。
絶世の美女であったと伝えられています。地獄太夫ウィキペディアlink
実際にいたとする説が多いのですが、「ほんまにおったんかや地獄太夫」が役に立ちます。ほんまにおったんや地獄太夫link
右下は「玉琴之家」と読むのでしょうか?。
作者は大野静方(しずかた)です。大野静方ウィキペディアlink
明治から昭和にかけて活躍した画家です。
売り手も作者名だけでも分かっていたならば、私には手の出ない金額になっていたかもしれません。
河鍋暁斎の閻魔・地獄太夫・鍾馗
閻魔大王浄玻璃鏡図
浄玻璃の鏡に姿を現した地獄太夫
地獄太夫
鍾馗
有料の河鍋暁斎図像ソフトにある図画像です。
鍾馗像
私個人の鍾馗像と掛軸です。
今の季節ではありませんが、鍾馗水仙(しょうきずいせん)は黄色い彼岸花です。