勝手に愛宕権現曼荼羅と名付けましたが、廃仏毀釈以前は、京都の愛宕山は勝軍地蔵(将軍地蔵)を愛宕権現とする白雲寺でした。現在は愛宕神社になっています。
修験の寺として、「伊勢へ七たび 熊野へ三たび 愛宕さんには月まいり」とまで言われていました。
中心に勝軍地蔵、右上に天狗、下に役行者を描いています。
声聞地蔵、毘沙門天、地蔵菩薩の三尊図像のお札があったそうですので、京都の愛宕山に関連する掛軸に間違いないと思います。
勝軍地蔵(将軍地蔵)
各ご尊像
地蔵菩薩
愛宕太郎坊天狗
毘沙門天
不動明王
役行者と前鬼後鬼
京都にいた頃、かなり手前で帰ってしまったことが、残念でありません。
片道2時間も歩くとなると、準備も必要です。