日本には、二種類の閻魔様が伝わっています。
先ずは中国風の閻魔王様、次に十二天の内の閻魔天様です。閻魔天Wikipedia
閻魔王
十二天の内 閻魔天 ※工芸品の掛軸
閻魔天の大元の掛軸は、重要文化財の室生寺伝来である原三渓旧蔵のようです。リンク
閻魔はヒンズー教の神で、死者を裁く恐ろしい神なのだそうです。日本では十二天の閻魔天として曼荼羅の中にも描かれています。十二天Wikipedia
中国にも閻魔様が道教に入り、地獄の主とされました。
この流れが日本に於いても、平安時代に末法思想が広がり、広く信じられるようになりました。
しかし、布教のためにとは言え、脅しをしているようで馴染めない考え方だと思っています。
以前、臨死体験の本を読むと、日本では三途の川を見たとか、三途の川の向こう側は花畑だったなどと書かれていたと思います。
檀家の女性5人以上が三途の川を見たと話していました。その他の人を含め、知る限り10人近くの人が、三途の川を見ていますが、来世は花畑だったと話している人が多いです。
奪衣婆や閻魔様を見た人は一人もいません。
インドに於いては、、臨死体験の時、閻魔の使いが来て連れて行かれたと話す人がいるそうです。
私は以前、あと少しで死ぬと言われる状態でした。実際死を宣告される一歩手前だったのです。
運良く三途の川を見られずに帰ってきましたが、今では来世は花畑だと思っています。
自分たちの宗教・宗派だけが、天国・極楽に行けるのだとか、言う人がいますが、脅しに乗ってはいけません。
行くところは、どこも同じだと思っています。
お釈迦様は、仏教を信じない物は地獄に行くなどと、一言も言っていないのです。
杉戸町の永福寺 閻魔大王と奪衣婆