真言宗智山派 総本山智積院の桔梗紋

真言宗智山派 総本山智積院の桔梗紋

智積院は真言宗智山派の総本山です。

紋は桔梗ですが、智山派の宗紋も同じ桔梗紋です。

 

かつて智積院は紀州(和歌山県)根来寺の塔頭でした。しかし、根来寺は豊臣秀吉に疎まれており、一山が焼き討ちになってしまいました。

豊臣秀吉

 

関ヶ原の戦いにおいて勝利した徳川家康により、京都の豊臣秀吉を祀る豊国社の一部を玄宥僧正に与えられ、智積院を再興したのです。

 

徳川家康

 

さらに豊国社境内の豊臣秀吉の子・鶴松の菩提を弔う寺・祥雲禅寺を徳川家康から賜っています。

 

 祥雲禅寺を建立したときの造営奉行を行ったのが、築城の名手と言われた加藤清正でした。

加藤清正

 

蛇の目紋

 

清正の紋は蛇の目が知られていますが、桔梗紋も使用されています。

 

 衣装が桔梗紋です。

 

祥雲禅寺はこの桔梗紋を寺紋にしました。智積院はそれを受けついています。

 

私が智積院にいた頃は、あまり桔梗はありませんでしたが、現在は桔梗の花が沢山植えられています。

近年は紅葉、梅、桔梗など、花の名所として知られるようになりました。

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加藤清正の桔梗紋

清正は桔梗紋を使用していませんでしたが、秀吉の家臣である尾藤知宣がが使用していた紋です。

知宣は秀吉の咎めをうけて失脚し、所領を没収されました。

秀吉は知宣が用いていた家具や武具を清正に与えましたが、これに使用されている紋が桔梗紋でした。知宣の家臣も300人ほど召し抱えています。

明智光秀とは関係ありません。

 

真言宗智山派 総本山智積院 リンク

 

智積院の境内画像 不動明王などのお姿 リンク          サントリー美術館「智積院の名宝」展 リンク

総本山智積院の名勝庭園 リンク

 

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