多胡碑
那須国造碑、多賀城碑と共に日本三古碑として知られる多胡碑(たごひ)です。この碑は八世紀後半に造られました。
多胡碑
「給羊」が方角説、人名説などがありますが、現在は人名説が有力だそうです。
土地の人は「羊様」(羊太夫)と呼び、信仰の対象となっています。多くの伝承が残されており、ここより秩父の和銅発見に功績があったのが「羊」あるなど、各地に広く分布しています。
Aさんが和銅鉱山にある秩父の聖神社の「聖」が、どうしてなのか不思議だったが、羊(ひつじ)と聖(ひじり)が何か関係あるのだろうかと言っていたことを思いだします。
併設の多胡碑記念館は関連資料の展示や企画展などの催しが開催されます。以前家内の関係の方が書道展を行ったときに来たこともあります。
すぐ近くには七世紀頃の南高原1号墳と片山1号墳があります。

南高原1号墳

1号墳玄室
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羊神社
多胡碑から西に約13キロメートル
多胡一族が移り住んだ地に羊太夫を祀った神社です。
このあたりには多胡の姓の方が多くおり、神社のすぐ近くにも一族のお墓がありました。
日枝神社の山王廃寺・放光寺跡(前橋市)と山上碑(高崎市)ブログlink