足利インターチェンジを降りると、「樺崎寺跡 樺崎八幡宮」の案内板が見えました。急遽行き先を変更です。
足利氏の菩提寺で、源姓足利氏二代目・足利義兼によって文治5年(1189)創建されました
足利氏の菩提寺は、てっきり鑁阿寺であると思っていました。鑁阿寺は足利氏の屋敷跡でした。鑁阿寺ブログlink
先ずは樺崎八幡宮を参拝です。
足利氏のサイトに「鑁阿寺の開基足利義兼が身内の菩提のために創建した樺崎寺跡(国史跡)のなかにあります。3代目義氏がお堂を建て、八幡を勧請して義兼を合祀したことが八幡宮のはじまりと言われています。」足利氏 国指定史跡「樺崎寺跡」の歴史link
足利義兼の生入の地でもあり、御廟跡もあります。
室町幕府を開いた足利氏一族の寺でしたので、かなり見事な寺院であったことでしょう。
立派な説明板を読み、後は境内の散策です。
樺崎八幡宮
多宝塔跡
樺崎寺庭園跡
薬師堂?
道を挟んで「薬師如来・地蔵尊」の扁額のある御堂がありました。廃仏毀釈以前は樺崎寺跡の境内だった場所です。樺崎八幡宮とは異なる寺院関連と思われます。
樺崎寺は鎌倉時代、室町時代に繁栄しましたが、戦国時代になると残念ながら衰えていきます。
江戸時代には足利氏の末裔である喜連川氏により再建されましたが、かつての勢いはありませんでした。
明治になる廃仏毀釈の為に樺崎八幡宮だけが残されました。
※追記 2024/05/31
ネットのニュースに
「27日に栃木県警足利署は27日、足利市樺崎町の神社「樺崎八幡宮」の本殿の屋根材などに使われていた銅板約270枚(時価約400万円相当)が盗まれたと発表した。」
とありました。
酷い人たちがいるものです。
樺崎八幡宮 栃木県足利市樺崎町1723 地図link