藤原時代の創建と伝えられる寺です。室町時代には約200ヶ寺の末寺を有していました。
寛永年間に天海僧正が、近くの長楽寺に入山したために、末寺と共に長楽寺末寺となっています。
明治に延暦寺の末寺となり、神宮寺、成就院、宝積院、安楽寺、正法院を併合して、現在に至ります。
御本堂は建設されて、僅かな年月しか経ていないようです。
普門寺ですから御本尊は観音様なはずですが、よく見ると釈迦牟尼如来が中心に祀られていました。
千手観音菩薩は、向かって左側に祀られているようです。
入口の墓地脇には、庚申と馬頭観音石仏が数多く祀られていました。
墓地を見ると、かなりの檀家さんを抱えていることが分かります。さらに合併した寺跡の墓地を入れると、更に多いのではないでしょうか。
御本堂前の庭には、小高くなった場所があります。
古墳のようにも思われますが、確かなことは不明です。
普門寺 群馬県太田市世良田町1128 地図link