重要文化財の「木造聖徳太子孝養立像」がまつられており、毎年2月22日の午後2時より祭礼が行われます。
この日しか開帳されませんので、祭礼前に参拝致しました。
駐車場が分かりませんでしたので、離れた場所に駐車させていただきましたが、近くの秩父鉄道「武州荒木駅」に有料駐車場があるそうです。「武州荒木駅」地図link
境内には屋台が何店も出店しています。
山門を通り聖徳太子堂へ向かいました。
数多くの人が参拝に見えています。
御堂右脇から太子堂に入り参拝させていただきました。目的の聖徳太子像以外にも小さな像が祀られていました。どちらも古い御尊像です。
中は写真撮影が出来ません。
聖徳太子像は天州寺よりも古く、鎌倉時代の寛元5年(1247)に沙弥西阿弥陀仏が願主となり、両親と兄(舎兄)等の往生を願い、慶尊が導師格となり、大仏師慶禅が鎌倉で造ったことが胎内の銘文で明らかになっています。
西阿弥陀仏は大江広元の四男で関東評定衆の大江氏毛利四郎季光の法号です。大江季光ウィキペディアlink
法名が西阿弥陀仏とありますので、浄土教の信者であったのでしょう。
※季光は毛利元就の先祖でした。ハ菅神社と「相模国ハ菅修験」展 神奈川県愛川町 ブログlink
太子堂前の一角には、重要文化財でない彩色の聖徳太子と石像が祀られていました。左の像は阿弥陀さまです。
祭礼の始まる前にアナウンスがあり、聖徳太子の歴史や祭礼などについて説明があります。
ここには職人さん達の講中があり、今も多くの方々の参拝があるようです。
御堂の中には檀家さん以上に講関係者が参列していました。
私への対応から、信者さん達を大事にしていることが分かります。
僧侶の撒く散華(蓮花の花を模した紙)を拾う方々がいます。私も6枚拾ったり頂きましたが、1枚をのぞき他の方にお分け致しました。
聖徳太子太子が35歳の時に「勝鬘経」を講じると、蓮の花びらが降り積もりったとの伝承があります。
御本堂から門前に向かい太子堂に向かいます。
儀式を全て見学させていただきたかったのですが、しばらくしてから帰らせていただきました。
天州寺 埼玉県行田市大字, 荒木1614 地図link
※追記 当寺(円泉寺)の橘寺聖徳太子画像 下に蓮の花が散っています。 当寺(円泉寺) 橘寺聖徳太子画像ブログlink
「勝鬘経」を講じる三十五歳聖徳太子像
※追記 当寺(円泉寺) 大工の神さま聖徳太子 ブログlink