「七重八重花は咲けども山吹の実のひとつだになきぞ悲しき」 中務兼明(かねあき)親王作
太田道灌が鷹狩りに行きましたが、途中雨にあってしまいました。
一件の家の前で蓑を借りようとすると、出てきた娘は山吹の枝を差し出すのみです。
腹を立ててしまいましたが、濡れて帰るしかありません。
貧しさのため蓑を買うことも出来ないことを「箕」と「実の」にかけていることを知り、自分の無知を恥じることになったのです。
それ以降は道灌も歌道に精進したと伝えられています。
ここの山吹の里歴史公園では、3000株の山吹が咲き誇っています。
時折脇を通るのですが、山吹の咲く時期にあわせて、ここを散策することにしました。
案内板を読んで、古い地名は山吹だったことを知りました。
山吹姓の一族もいたそうです。
駐車場には数台の車が駐めてあるだけでした。休みの日は多くの方がおいでになると思います。
眺めの良い場所に出ました。ここからは越生の町並みを眺めることが出来ます。
右上の白い建物は、世界無名戦士の墓です。
わずかですがツツジも咲いています。
良く整備されていますので、気持ちよく散策することが出来ました。
水車小屋
上から公園の駐車場が見えました。
道灌ゆかりとする山吹の里は、荒川区(日暮里駅前など)・豊島区高田・新宿区山吹町(町名)・横浜市金沢区にもあるそうですが、楽しむには一番の場所に違いありません。
越生町の龍穏寺には、太田道真・道灌の墓があります。
龍穏寺の太田道灌像
太田道真と道灌(分骨)を納めた墓です。
龍穏寺ブログlink 太田道真隠棲の寺 健康寺 ブログlink
山吹の里公園 埼玉県入間郡越生町如意 地図link