旧渋沢邸「中の家(なかんち)」
渋沢栄一の生家である「中の家(なかんち)」を見学に行きました。
残念なことに工事中で、建物内の中は見ることが出来ませんでした。
渋沢家は栄一妹の貞子に須永家より婿養子にむかえました。四代目の渋沢市郎です。
この地域には、古い立派な家が多く残されていますが、中の家は更に立派でした。
平成29年に天皇皇后両陛下が訪れています。
庭には若き日の渋沢栄一像がありました。
2024年度発行予定の一万円札には、渋沢栄一の肖像が使用される予定です。
大河ドラマ放映中には多くの方が見学に訪れました。新札発行後も改めて多くの方々がお越しになることと思います。
渋沢邸は現在耐震と瓦などの葺き替え工事をしているそうです。
屋根瓦改修プロジェクトの御寄付応援のチラシが受付に置いてありましたが、昼休みのためか不在です。
他の方法で御寄付をと思いましたが、後で訪れた渋沢栄一記念館でも受け付けていましたので、僅かですが御寄付を致しました。
名前と住所を瓦に書き入れてくれるそうですが、書いていただかないことにしました。
指定文化財旧渋沢邸「中の家」屋根瓦改修プロジェクト link
屋敷の敷地北東側に三基の碑があります。今日の目的の一つは、この碑の確認もありました。
都内谷中にある渋沢栄一家の墓地から移された「渋沢平九郎追懐碑」です。
渋沢平九郎自決の地ブログlink 渋沢平九郎の墓ブログlink
二十数年前にも訪れています。バスも止められる広い駐車場になっていました。
旧渋沢邸「中の家」 埼玉県深谷市血洗島247−1 地図link
麺屋忠兵衛 煮ぼうとう店
今日の昼食は煮ほうとうです。旧渋沢邸の東隣になります。
ここの家主の先祖は、渋沢家の番頭だったそうです。
深谷市の「煮ぼうとう」は醤油味です。深谷産のネギやニンジンなどの野菜が、使用されています。
山梨などのカボチャを使用したものではありません。
床の間には渋沢栄一の掛軸が掛けてありました。
「天意重夕陽人間貴晩晴」(天意夕陽を重んじ、人間晩晴を貴ぶ)
麺屋忠兵衛で用意されている説明の一部に
「人の一生に、おろそかにしてよいという時はない 一分一秒といえども貴重な時間に相違ないが、その中でも人間は晩年がもっとも大切ではないかと思う」
「若い時に欠点があった人でも、晩年が美しければ その人の価値は上がるものてある」
麺屋忠兵衛前の店では、焼き芋や野菜を売っていました。奥に見える古い建物が「中の家」の土蔵です。
犬と散歩をしていた奥様方が、焼き芋を絶賛していました。
焼き芋を帰ってから食べようと思いましたが、帰宅後も満腹状態でした。
夕食のこともあります。仕方がなくお客さんが来られましたので、差し上げてしまいました。