2021年11月27日

三面大黒天 マハーカーラ 青面金剛 三宝荒神 庚申塔

大黒天

大黒天は七福神に含まれることもあり、よくしられています。



まだにこやかなお顔になる以前の大黒天像です。

恵比須大黒として祀られることが多い神様です。



三面大黒天(摩訶迦羅天)


しかし、本来の大黒天は恐ろしい神でした。

Wikipediaの大黒天の説明に「胎蔵界曼荼羅での大黒天は、シヴァとその聖なる白牛ナンディン(白い水牛が中国や日本で認識されずに、山羊や兎の姿で誤描写)を降伏させている立像で身の丈は通常は五尺である。」とあります。

日本では大国主と習合し、福神と変わっていきました。

この三面大黒天(摩訶迦羅天)は天部の神で、三面六臂の憤怒相、象の皮を背後に広げ、羊と人間を両手でぶら下げ、剣を横に持ったお姿です。





特に明治以降は、赤痢などの疫病流行のおり、摩多利神(忿怒相の三面大黒天) としても信仰されました。
あえて悪神である神を祀り、病気平癒を祈ったのです。

摩多利神ブログlink

民俗学伝承ひろいあげ辞典の資料に、三面暴悪の大黒天を中心に周囲に八天女を配した曼荼羅、この八天女を七母女天(摩怛利神)・梵天女とし、摩多羅神を摩怛利神として供養する摩怛利神法が修法された。とあります。



 
川村湊氏の「牛頭天王と消された異神たち 蘇民将来伝説」によれば、寛永寺の真如院覚深の「摩多羅神考」により、摩多羅神と摩多利神は同じ行疫神とされたことが書かれています。安楽律騒動で天台宗が否定した摩多羅神(またらじん)を再度正当化するために、仏教の正当な神である七母女天(摩多利神)と同じとされたようです。
三面大黒天の廻りに女神が描かれています。
上の図は安楽律騒動以降に使用された図のように思います。
 
摩多羅神と摩多利神は名前が似ているだけで、全く異なる神です。たとえばインドの神である大黒天と日本の大国主命が同じ神とされたように。

 

庚申信仰では、青面金剛に似た像を本尊としています。
三宝荒神とも同じようなお姿をしています。
日本独特の信仰です。

青面金剛の姿を見たチベットの方が、「マハーカーラだ ! 」と言ったそうです。
比べてみると、確かによく似ています。
マハーとは「大 」、カーラとは「黒 暗黒」の意味です。

 

青面金剛




手に髪の毛を捕まれた人間が描かれています。

 

三面大黒天(摩訶迦羅天)の恐ろしい姿と、重なることが理解できます。

 





庚申塔

青梅市の宗建寺 ブログlink


寄居町の少林寺 ブログlink


本庄市児玉町の成就院  ブログlink



確かにマハーカーラ、庚申、青面金剛、三宝荒神はよく似ています。

三面大黒天が福の神となり、七福神の中の大事な神として参拝する方が大勢います。

武蔵野七福神では、入間市の長泉寺(きのえねさま)に祀られています。

甲子大黒天 長泉寺 ブログlink            武蔵野七福神link

 

 

七福神 恵比寿(えびす)の古い御尊像と掛軸など 埼玉県飯能市

当寺は武蔵野七福神の福禄寿様を祀ります。
 
 
武蔵野七福神ではありませんが、七体の七福神を全てお祀り致しました。
その内の恵比寿(えびす)さまです。
 
恵比寿さんは、伊弉諾尊と伊弉冉尊の子である蛭子命、あるいは少彦名神や彦火火出見尊とする説などがあるそうです。
 
 

恵比寿像

にこやかなお顔になる前の古い御尊像と思われます。
 
 
 
円泉寺の恵比寿さん
 

 

 

 
お厨子には家紋がありました。五三桐と抱き柏です。
嫁ぎ先の紋とご実家の紋なのでしょう。
 

 

 

関西のかなりの名家に祀られていたとのではと話す人がいました。

 
恵比寿は恵比須・戎・夷などとも書きます。
えびす信仰は、兵庫県の西宮神社の神人である傀儡師が、積極的に神徳を広めたたことと、七福神の一神となったことが、大きいようです。
 
昔は古い家で、よく恵比寿大黒の二神を見かけました。今では人形ケースに入っていれば良い方でしょう。神棚も少なくなりました。
 
骨董屋さん、古道具屋さんには、家を取り壊すときに持ち込まれた、真っ黒な恵比寿大黒像を見かけます。
あまりにも多く、中には恵比寿大黒二体で、二人分の昼食代より安い像があったのには驚きでした。
結構良い恵比寿大黒さんもたくさんあります。
 
 

円泉寺七福神の内

 
 
 
 

小さな恵比須大黒

 
小さな恵比寿大黒さんも、祀ってあります。ヤフオクでも時たま見かけます。
 
 
高さ約4センチメートル
 

恵比寿天

戦前の御尊像のようです。
 
 
 

 

 

恵比寿大黒の風鎮

珍しい那智黒の風鎮です。
 
 
 
二十代半ばに青岸渡寺と那智の滝を見学したときに、那智黒の硯を販売している店がありました。
客の前で加工していたのを思い出します。
 

ヱビスビール

家内の好きなエビスビールです。
写真撮影用に買ってきました。
 
 
 
写真の胸と同じ、三つ柏紋があります(エビスビールは同類の蔓柏紋)。恵比須系の神社には、この紋が多いようです。
 
 

恵比寿さんの掛軸

 
恵比寿さんの掛け軸です。私の好きな絵です。
 
 
掛け軸
 

 

二代目 英一挺作  恵比寿図

 

 

恵比寿図

 印刷の掛軸
 
 

 恵比寿大黒図

 
 
 
 
 
 
恵比寿さん大黒さんは単独より、恵比寿大黒として描かれることが多いようです。
古い農家で、子供の頃観た記憶があります。
 
 

大津絵の恵比寿

本物の大津絵を手に入れることが出来ました。小さな掛軸になっています。
「大津絵 恵比寿」で検索しても、同じ図柄は見つかりませんでした。
 
一福延寿
 
 
一福延寿  えび寸殿  きげん良きこそ道理なれ  おのが家職のたいをはなさず 」
 
 

西宮恵比寿のお姿

 
最近手に入れた古いお姿札です。恵比寿信仰の古い神社です。
 
 
20162417561.jpg
西宮えびす
 

七福神図中の恵比寿

 
 
 
 
七福神図(巧芸品)中の 恵比寿図
元気な壮年の恵比寿です。恵比寿オジさんですね。
 
 

七福神図 淵龍作

 

 

恵比寿さんが鯛を持って、鶴亀と踊っています。

七福神は大喜び。

「鶴は千年亀は万年」 めで鯛七福神図です。

 

恵比寿のイラスト

 

 

七福神の額

お正月には七福神がそろいます。
福禄寿が鶴に乗って、やってきました。
 
 
 
 
昭和初期に飯能の画家に依頼して描いていただいたと聞いています。
恵比寿さんは、ここでも大きな鯛を抱えています。
御本堂にあります。
 

円泉寺七福神

御本堂に祀られています。
古くても明治の御尊像だと思います。
武蔵野七福神「福禄寿」様参拝の折には、こちらの七福神もお参り出来ます。
 
  
 
円泉寺内七福神
 
 
飯能市では、武蔵野七福神札所の恵比寿さんは、諏訪八幡神社内・恵比寿神社です。
 
 

いろいろな円泉寺の七福神

 
 

 

各御尊像をリンクしています。

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円泉寺  埼玉県飯能市(はんのうし)平松376 地図リンク

 
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