各地の光明真言供養塔

各地の寺院等を参拝すると、石塔上部に五仏の梵字(ア・ビラ・ウン・ケン)と周りに光明真言が彫られている石塔を見ることがあります。

この御真言を読誦すると一切の罪障が除かれるとされています。

 

光明真言百万遍供養塔とある石塔は、光明真言を百万遍唱えたのを記念して建立した供養塔と思われます。

信者や檀家の願いを叶えるために、僧侶が百万遍光明真言を唱えたのでしょう。

 

いずれも偶然見つけた石塔です。五仏でない石塔もあります。

 

 

正明院 群馬県邑楽郡板倉町大字海老瀬7369   真言宗豊山派

 

 

五仏の梵字と光明真言が分かりづらいですが、上部に彫られています。

 

 

 

覚性寺 埼玉県東松山市東平438  真言宗智山派

 

 

下に弘法大師が彫られています。

 

 

 

慈眼寺 埼玉県本庄市児玉町稲沢389  真言宗豊山派

 

 

 

 

正法寺 埼玉県日高市中沢126  真言宗智山派

 

 

お地蔵様の光背に、五仏と光明真言が彫られている百万遍供養塔です。

 

 

 

宝蔵寺 埼玉県飯能市中居100  曹洞宗

 

 

 

境内の一カ所に弁財天などの石仏が、祀られていました。

 

 

伝蔵院 埼玉県大里郡寄居町大字金尾216 真言宗智山派

 

 

宝篋印陀羅尼が下に彫られています。

他の地区にもう一カ所あるそうですが、調べても分かりませんでした。

 

五仏の梵字の脇に光明真言が彫られています。

 

 

大梅寺 埼玉県比企郡小川町大塚470  曹洞宗

 

 

珍しい二連板碑です。

阿弥陀如来の梵字(キリーク)の下に、光明真言が彫られています。

 

 

埼玉県小川町には二連板碑が3ヶ所あります。
夫婦の成仏を祈り逆修のため、あるいは両親の成仏を祈願し建立されたようです。

埼玉県には板碑が約27,000基あるようですが、知る限り二連板碑はこの地区のみです。

 

 

円城寺  埼玉県比企郡小川町青山654  曹洞宗

 

 

 

 

小川町には光明真言供養塔ではありませんが、西光寺に阿弥陀三尊梵字二連板碑があります。

 

かつて板碑の元になる青石は埼玉県長瀞町のみと言われていましたが、小川町も産地であることが明らかになっています。
私は父から青石塔婆と聞いていました。板石塔婆とも言われています。



他の二連板碑
行ったことはありませんが、調べてみました。光明真言塔ではありません。

新福寺 千葉県香取市
地蔵院 千葉県香取市
浄土寺 千葉県

三連板碑
城ノ平公園 大分県臼杵市野津町


色々検索してみると、面白い資料が出てきました。
徳島県立図書館の資料
つるぎ町の板碑 –
「https://library.tokushima-ec.ed.jp › webkiyou 板碑」で検索して下さい。PDFです。

双式阿弥陀画像板碑
徳島県つるぎ町半田地区

双式観音像板碑
還国寺 徳島市寺町
浄智寺 徳島市寺町


双式板碑 徳島県美馬市木屋平
大北・井奥家西
大北・井内家


観音像と地蔵像の双式板碑
赤松の青木家


他にもありますのでPDFから使用させていただきます。

1石2基の双式板碑は,4例認められる。
木屋平地区の2例(岡山他2009)と石井町の石川神社の2例(市楽石川神社境内と加茂野の善福寺跡)
徳島市国府町1例である。

徳島県内での双式板碑は,神山町では22例あり、1例のみ3基で構成される。
そのうち、20例が阿弥陀三尊種子板碑で、1例が線刻五輪塔、1例が大日三尊種子である。
徳島市では、前述の観音像板碑と応神の線刻五輪塔板碑の2例である。
応神弥勒寺の板碑は、明徳5年の名号板碑と阿弥陀三尊種子板碑である。

 

マダマダ光明真言供養塔が祀られている寺院はあります。

参拝しながら気がつかなかった場所もあるはずです。

 

 

ページ上部へ