2020年07月06日

高麗山 聖天院 埼玉県日高市

聖天院は真言宗智山派の寺院です。

埼玉県入間郡の旧高麗群(こまごおり)にある智山派寺院の多くが末寺となっており、円泉寺もここの末寺です。

山門前には、朝鮮式の天下大将軍と地下女将軍の石柱が立てられています。

 

この旧高麗郡には、大陸から大勢の渡来人が来ています。さらに高句麗だけでなく、各地に移住していた新羅(しらぎ)、百済の人々も集められました。

すぐ隣に高麗神社がありますが、各地の白鬚神社は新羅が転訛したと思われています。白子の地名も同じです。

 

 

山門には大きな風神雷神の像が祀られており、山内を守っています。

 

 

山門の東側には、渡来した高麗王若光(こまのこしき じゃっこう)の廟があり、その前に狛犬ならぬ高麗羊が祀られています。

御住職の話ですと、羊は日本における狛犬の役目をしていると教えてくれました。

近々『世界ふしぎ発見!』の取材が来るそうです。

 

高麗王若光の墓    高麗王若光wikipedia

 

 

梵字キリーク(阿弥陀如来)の板碑です。

 

 

中門前の階段などが厳しい人は、東側から登る道もあります。

 

 

この寺の文化財は歴史を伝える、貴重な宝物です。詳しくは聖天院ホームページを参照して下さい。

聖天院ホームページlink

 

 

中門をくぐると、客殿・庫裏に続く庭園前に出ます。元々の御本堂は、ここの庭園の場所にありました。

 

 

庭園の前を左に向かうと、ここも長い階段になりますが、御本堂への参道です。

やはり庫裏の東側から歩いて登る道もあります。

 

 

平成12年に完成した御本堂です。

私もここの落慶式には参列させていただきました。

 

 

御本堂前の八画灯籠は東大寺を模した物と思います。それぞれの面に音声菩薩が彫られています。

 

さて、御本堂に参拝です。

中央に不動明王、左側に歓喜天、右側に大日如来などの仏さまが祀られています。

聖天院に来ると、つくづく寺院格差を感じてしまいます。

 

 

御本堂前の見晴らしからは、左手に日高市の中心部が望めます。

 

 

鐘楼堂から在日韓民族慰霊塔に行くことができます。参拝客もここから向こうに行く人は少ないようです。

 

 

しばらく行くと、在日韓民族慰霊塔に至ります。

在日の方々が、お参りをしていました。以前お参りに来たときもおりましたので、土日や祝日には大勢の方がおいでになっていると思います。

今日は平日ですが、新型コロナウイルスのため少ないのでしょう

 

 

ここにも羊が左右におり、供養塔を守っています。更に武人もいました。

ここも若光の墓と共に平成12年の奉納です。御本堂落慶にあわせて納められたのでしょう。

 

 

さらに大きな檀君、広開土大王、王仁博士などの石像が、東側斜面に並んで祀られています。

 

 

ここに来られている方々と話しをすると、国内在日韓国人のキリスト教系新興宗教・統一教会信者さんでした。

現在の教祖さんの本をいただきました。

 

帰ってから読み始めたのですが、どうしても知人のことが目に浮かびます。

数十年前に、たまにはお茶でも飲まないかと電話があり、話してみると統一教会信者となっていました。

信仰を勧めるために会いに来たようです。

一時、ご両親とも信仰のことがあり、連絡が付かない期間がありました。

それから6年ほどして会った折りには棄教していました。その後、かなり遅い結婚をして今は良い家庭を築いています。

 

それ以外にも

  • 若い信者の会ったこともない人との韓国での合同結婚式
  • 霊感商法
  • 初代教祖の死後に、跡目争いと勢力争い

 

私は仏教系大学を卒業していますが、授業でキリスト教の講義もありました。講師の先生の本や4分の1だけですが聖書も読んでいます。※ただし、実際にはほとんど忘れています。※私は仏教の初期経典・阿含経や法句経が好きです。

統一教会はカトリック、プロテスタントと、大きく異なる教義です。

どうしても違和感を覚えて、この本を読むのを止めました。

中に入ってしまえば、仲の良い信者同士として違和感なく暮らせるのでしょう。この方々は穏やかで、感じの良い人ばかりでした。

 

ここは聖天院の境内ですが、信仰もそれぞれ異なる大勢の在日韓国人が参拝に訪れています。

当然日本人も気楽に訪れていると思います。

 

境内には阿弥陀堂があります。阿弥陀・観音・勢至の阿弥陀三尊が祀られています。

今年は武蔵野三十三観音霊場のご開帳にあたります。

 

 

聖天院   埼玉県日高市大字新堀990−1 地図

 

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