2022年04月

各地の光明真言供養塔

各地の寺院等を参拝すると、石塔上部に五仏の梵字(ア・ビラ・ウン・ケン)と周りに光明真言が彫られている石塔を見ることがあります。

この御真言を読誦すると一切の罪障が除かれるとされています。

 

光明真言百万遍供養塔とある石塔は、光明真言を百万遍唱えたのを記念して建立した供養塔と思われます。

信者や檀家の願いを叶えるために、僧侶が百万遍光明真言を唱えたのでしょう。

 

いずれも偶然見つけた石塔です。五仏でない石塔もあります。

 

 

正明院 群馬県邑楽郡板倉町大字海老瀬7369   真言宗豊山派

 

 

五仏の梵字と光明真言が分かりづらいですが、上部に彫られています。

 

 

 

覚性寺 埼玉県東松山市東平438  真言宗智山派

 

 

下に弘法大師が彫られています。

 

 

寿楽院 埼玉県深谷市荒川983

御本堂が完成したばかりのようです。

 

昭和59年の弘法大師御入定1150年記念として建立されました。

 

 

慈眼寺 埼玉県本庄市児玉町稲沢389  真言宗豊山派

 

 

 

 

正法寺 埼玉県日高市中沢126  真言宗智山派

 

 

お地蔵様の光背に、五仏と光明真言が彫られている百万遍供養塔です。

 

 

 

宝蔵寺 埼玉県飯能市中居100  曹洞宗

 

 

 

境内の一カ所に弁財天などの石仏が、祀られていました。

 

 

大日堂 埼玉県大里郡寄居町富田2063

 

 

正中2(1325)年の板碑は、左右に光明真言が彫られています。

光明真言供養塔の初期の例かも知れません。

 

他に珍しい梵字蔵界曼荼羅が彫られた寛元元(1243)年の板碑があります。

 

 

伝蔵院 埼玉県大里郡寄居町大字金尾216 真言宗智山派

 

 

宝篋印陀羅尼が下に彫られています。

他の地区にもう一カ所あるそうですが、調べても分かりませんでした。

 

五仏の梵字の脇に光明真言が彫られています。

 

 

西蔵院  埼玉県北足立郡伊奈町羽貫1072  真言宗智山派

 

 

 

境内北側に接する伊奈町町制施行記念公園は、埼玉県で一番のバラ園です。

その時期に併せて参拝することをお勧め致します。

 

 

大梅寺 埼玉県比企郡小川町大塚470  曹洞宗

 

 

珍しい二連板碑です。

阿弥陀如来の梵字(キリーク)の下に、光明真言が彫られています。

 

 

埼玉県小川町には二連板碑が3ヶ所あります。
夫婦の成仏を祈り逆修のため、あるいは両親の成仏を祈願し建立されたようです。

埼玉県には板碑が約27,000基あるようですが、知る限り二連板碑はこの地区のみです。

 

 

円城寺  埼玉県比企郡小川町青山654  曹洞宗

 

 

 

 

小川町には光明真言供養塔ではありませんが、西光寺に阿弥陀三尊梵字二連板碑があります。

 

かつて板碑の元になる青石は埼玉県長瀞町のみと言われていましたが、小川町も産地であることが明らかになっています。
私は父から青石塔婆と聞いていました。板石塔婆とも言われています。



他の二連板碑
行ったことはありませんが、調べてみました。光明真言塔ではありません。

新福寺 千葉県香取市
地蔵院 千葉県香取市
浄土寺 千葉県

三連板碑
城ノ平公園 大分県臼杵市野津町


色々検索してみると、面白い資料が出てきました。
徳島県立図書館の資料
つるぎ町の板碑 –
「https://library.tokushima-ec.ed.jp › webkiyou 板碑」で検索して下さい。PDFです。

双式阿弥陀画像板碑
徳島県つるぎ町半田地区

双式観音像板碑
還国寺 徳島市寺町
浄智寺 徳島市寺町


双式板碑 徳島県美馬市木屋平
大北・井奥家西
大北・井内家


観音像と地蔵像の双式板碑
赤松の青木家


他にもありますのでPDFから使用させていただきます。

1石2基の双式板碑は,4例認められる。
木屋平地区の2例(岡山他2009)と石井町の石川神社の2例(市楽石川神社境内と加茂野の善福寺跡)
徳島市国府町1例である。

徳島県内での双式板碑は,神山町では22例あり、1例のみ3基で構成される。
そのうち、20例が阿弥陀三尊種子板碑で、1例が線刻五輪塔、1例が大日三尊種子である。
徳島市では、前述の観音像板碑と応神の線刻五輪塔板碑の2例である。
応神弥勒寺の板碑は、明徳5年の名号板碑と阿弥陀三尊種子板碑である。

 

マダマダ光明真言供養塔が祀られている寺院はあります。

参拝しながら気がつかなかった場所もあるはずです。

 

 

曹洞宗 法城寺 埼玉県川越市

江戸初期に中興開山されるまでは、他の場所にあったようです。

御本尊は、お釈迦様を祀ります。

 

 

川越線の的場駅や東上線の霞ヶ関駅からも近い便利な場所にあります。

 

 

 

山門前の八重桜がきれいでした。

 

 

 

馬頭観音が多く祀られてありました。

地域にあった石塔石仏が、寺に集められたようです。

門前の大きな馬頭観音には、「北坂戸 東□□」と彫られています。

どこかの辻に祀られていたことが分かります。

 

 

 

みよしの幼稚園を経営していました。

 

法城寺  埼玉県川越市的場1902  地図link

 

 

的中観音(まとなかかんのん)

日高市から川越に向かう途中に、大きな石仏が祀られています。

いずれお参りしようと思っていましたが、いつも通り過ぎるばかりでした。

 

 

お参りすると馬頭観音像が祀られていました。

 

場所は川越市的場(まとば)です。

的場はウィキペディアに『弓道などを練習するために的がおかれている場所。』とありました。

どのような訳で的場の地名が出来たのかは分かりません。

地元の武将が弓の稽古をした場所とも考えられているようです。

 

的場の中心にあることから的中観音と呼ばれたのでしょう。

 

 

由来を見ると念仏供養塔とありました。

昔は馬が重い荷物を運んでいましたので、馬頭観音は馬の供養のためと思っていましたが、ここでは阿弥陀如来や地蔵菩薩のように信仰されていたのかも知れません。

 

 

「てきちゅう」と読めますので、ネットでは宝くじが当たるように、願を掛けると良いなどと書かれていますか、当たった人がいれば、更に立派な御堂にするでしょうね。

 

的中観音 埼玉県川越市的場  地図link

 

 

天台宗 延命寺 川越市笠幡

開山当時は禅宗でしたが、喜多院の天海大僧正によって天台宗に改宗して中興しました。

御本尊は阿弥陀如来です。

 

 

この前を通るのは十数年ぶりになります。

 

 

武蔵国十三仏霊場の普賢菩薩札所です。

参道には十三仏銅像も祀られていました。

 

 

お地蔵様と如意輪観音様石像が並んでします。

 

 

かなり広い境内駐車場です。

 

 

桜の頃が参拝には良さそうです。

御本堂近くには枝垂れ桜も植えられていました。

 

延命寺 埼玉県川越市笠幡445  地図link

 

白髭神社 日高市高萩

新編武蔵野風土記には八幡白髭両社相戸殿とあり、上高萩・下高萩の鎮守です。

日高市、飯能市、川越市、狭山市、入間市など、旧高麗郡には多くの白鬚神社・白髭神社が祀られています。

廃仏毀釈までの別当は本山修験の白鈴寺でした。

 

 

車は本殿脇にあります。

一旦鳥居へむかい、一礼して参拝開始です。

 

 

 

かなり長い参道です。

参道北側は広い林が広がります。

 

 

参道途中に愛宕社があります。

火防の神さまです。

 

 

お社は西向きです。

 

 

 

裏手に金精様があったようです。

金精様は子授け・縁結び・夫婦圓満の功徳があるそうです。

 

白鬚神社  埼玉県日高市高萩1608   地図link

 

 

境内の白い花

名前の分からない花が咲いています。

近くの檀家さんからいただいた花です。

オーニソガラムのように思います。

 

 

 

観音堂前と、弘法大師銅像前に植えています。

曇っていると花は開きません。

 

 

石屋さんが蓮を植えてあった鉢に生えています。

メダカを飼っていたのですが、今はいません。

この花は調べても分かりませんでした。

 

 

 

ただの雑草でしょうか。

 

 

湯殿山 弘法大師の拓本

何時の拓本かは不明です。
表装はペラペラの紙でした。良く今まで持ったと思われるほどです。
 
 

 

出羽三山の内、湯殿山は真言宗でした。
廃仏毀釈後に残されている寺院は、注連寺(智山派)と大日坊(豊山派)だけだと思います。
いくつもあった真言宗寺院の石碑なのだと思います。

 

 

この画像を画像検索しても、求めたオークションサイトのこの画像のみでした。
廃仏毀釈と共に壊されたか埋められたのかも知れません。

 

どこかの湯殿山信仰の講中により作られ、どこかの寺などに祀られていれば良いなと思います。
 
 

二輪草 スミレ ハナニラ ムスカリ

妙見堂裏側の二輪草が、やっと咲き出しました。

昨年より5日ほど遅い開花です。

 

 

ごく一部の場所のみです。

 

 

 

今度の土日には満開となるでしょう。

 

スミレ

 

 

 

ハナニラ

 

 

 

 

ムスカリ

 

 

 

桜は散り始めました。

 

 

まとまりのない境内ですが、隅の方に咲く花を愛でて下さい。

 

 

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